[クソゲー11選]ファミコンのこれは知っておくべき代表的クソゲー

きゅうぞうと申します。

このブログ記事では、1000タイトル以上発売されたファミコンの中でも代表的なクソゲーをご紹介いたします。

クソゲー、糞ゲーとは、「クソゲーム」の短縮形。ゲーム評論を行なうユーザーやメディアが、つまらないコンピュータゲームや初めから詰んでいるようなゲームを酷評する際に用いる言葉、またはその評価が与えられた個々のゲーム作品に対して用いる。

この記事を読むことで得られるメリット
・自分が知らなかったゲームの発見
・ファミコン世代の人との共通の話題が得られる
・あぁ・・・こんなゲームあったなぁと懐かしむことができる

きゅうぞう
私がクソゲーと思っているというより、世間的にクソゲーと言われがちなゲームをまとめております。
それではご紹介いたします!

たけしの挑戦状

タイトル名 たけしの挑戦状
メーカー タイトー
発売日 1986年12月10日
ジャンル アクションアドベンチャーゲーム
どんなゲーム?
タレントのビートたけしが監修したファミコンソフト。
会社員である主人公を操作し、南海の孤島に眠っているという財宝を探しに行くというストーリー。
雑誌『ファミコン通信』でのクソゲーランキングでも1位を獲得するなど、攻略本なしにはクリア困難な理不尽なゲーム内容で、レトロゲームにおける『クソゲーの代名詞』として語られることが多い伝説的ゲーム。

クソゲーなポイント

 

基本的にノーヒント
クリアするためにやらなくてはならない事を一部紹介します。
これがノーヒントという鬼畜っぷり。
・ゲーム開始直後、社長に話しかけて辞表を提出しなければいけならない
・妻と離婚しなければいけない
・カラオケを3回連続歌って、「うまい」と言われなくてはいけない
・パチンコで玉を使い果たして、Ⅱコンで叫んでヤクザを倒さなくてはならない
宝の地図を入手した後、「にっこうにさらす」を選んだ上で、リアルに1時間待たなくてはいけない。その間、ボタンには一切触れてはいけない。
ファミコン史上一番クソともいえるエンディング
ゲームをクリアすると上記の画像のような「えらい」が表示されるのですが、しばらく放置すると「こんな げーむに まじになっちゃって どうするの」と表示が切り替わります(笑)
ゲームの苦労に見合わないエンディングだ!と多くのファミコンファンを怒らせたとか笑わせたとか。

しかも鬼畜なのが、最初の町でフラグの回収をミスると、一番最後の場面でじじいにお宝を横取りされてゲームオーバーとなります。

きゅうぞう
ファミコン世代じゃない人でもこのゲームの存在を知っている人は多いと思います

 

スペランカー

タイトル名 スペランカー
メーカー アイレム
発売日 1985年12月7日
ジャンル アクションゲーム
どんなゲーム
主人公である冒険家を操作し、エレベーターを操作しながら迷宮の最下層にある伝説のピラミッドに眠る財宝を手にする事を目的としたアクションゲーム。
ややシビアな操作性が求められるゲームで難しいことで知られるが、慣れてくるとテンポよくゲームをサクサクと進めることができとても爽快で面白い。
クソゲーと評価されがちなゲームではあるが、一方で神ゲーと評価する人も一定数存在するゲーム。

クソゲーなポイント

このゲームは、「クソゲー」だと主張する人たちと「神ゲー」だとするする人たちで真っ二つにわかれます。

超貧弱な主人公

このゲームはちょっとした段差に落下しただけでもミス判定となり、慣れていないうちは開始数十秒でゲームオーバーというのも当たり前。
ある程度このゲームに慣れているか、ゲームスキルがある方ではないと先に進めないのです。
かなりプレイヤースキルに依存したゲームであるのと、簡単にゲームオーバーになってしまうということから「クソゲー」と評価されているゲームだったりします。

きゅうぞう
慣れると本当に面白いゲームですよ!

トランスフォーマー コンボイの謎

タイトル名 トランスフォーマー コンボイの謎
メーカー タカラ
発売日 1986年12月5日
ジャンル アクションシューティングゲーム
どんなゲーム
当時タカラから発売された玩具『トランスフォーマー』とそれを原作としたテレビアニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』(1985年 - 1986年)を題材とした横スクロールのアクションシューティングゲーム
当時のちびっ子からそこそこ支持されていたアニメということで、この「トランスフォーマー コンボイの謎」を買っている子供たちが多かった印象があります。
そういった背景もあり自分が持っていなくても、誰かが持っていたタイトルだったこともあり、貸し借りを通じて誰もが一度は遊んだことがあるであろうゲームだったりします。

クソゲーなポイント

このトランスフォーマーコンボイの謎がクソゲー扱いされている理由は、ゲームバランスを無視したかのような超高難易度という事が挙げられます。

敵の攻撃が見えにくい
上記画像でお分かりいただけるでしょうか?
右側の画像の白い小さいドットが敵の攻撃です。
この攻撃は開始直後のもので、敵の攻撃に気が付かぬままゲームオーバーも当たり前のゲームでした。
これは序盤だけではなくて、終盤まで続きます。
また開始直後の見えづらい敵の攻撃を避けて進んでも、
ヌルヌルと滑るような自機を操作するのが難しく、敵の攻撃も激しさを増してくるため当時クリアが不可能と言われたほどでした。

元祖西遊記スーパーモンキー大冒険

タイトル名 元祖西遊記スーパーモンキー大冒険
メーカー バップ
発売日 1986年11月21日
ジャンル アクションRPG
どんなゲーム
プレイヤーが三蔵法師孫悟空らを操作し、天竺を目指すといったベタなストーリーの西遊記を舞台にしたアクションRPG。
当時、堺正章を主人公とする大人気TVドラマやドリフターズの西遊記のTVの再放送が流れていたりと、西遊記人気はとても高く、当時こういったおとぎ話をテーマにしたゲームが少なかったことから、このゲームはそこそこ売れていた印象があります。

クソゲーなポイント

このゲームの特徴としては、何をしたらいいのかわからないという事です。

開始数分で諦めてゲームを止めてしまった人って多いんじゃないでしょうか。

ファミコンのクソゲーの多くは、実はそこまでクソゲーではないことが多いのですが、これは正真正銘のクソゲーとして擁護する人が少ない事でもおなじみ。

 

ストーリー性ゼロの謎ゲー
・一応は「西遊記」を舞台にしているが、西遊記っぽいストーリーを感じる部分がグラフィック以外ない。
・開始早々超広大な場所にポツンと放り出され、何をしたらいいのかわからない。
・説明書を見るとなんとなく目指す方向はわかるが、現在地もわかりづらいし、どう進めばいいのかわからない。
・フィールドを歩く速度が遅い。
・いきなり戦闘が始まったと思ったら、よくわからないタイミングで戦闘が終わる。
・戦闘で自分の攻撃が相手にヒットしているのかがまったくわからないので、爽快感が皆無。

きゅうぞう
BGMもチープだし、良い点が見当たりません。

ゴーストバスターズ

タイトル名 ゴーストバスターズ
メーカー 徳間書店
発売日 1986年9月22日
ジャンル アクションゲーム
どんなゲーム
1984年に公開され大ヒットした映画『ゴーストバスターズ』を題材にしたPCゲームの移植作品。
原作のストーリーは、超常現象の専門家である研究者たち4人がオバケ退治を行うビジネスを始めるというもの。

 

クソゲーなポイント

 

シナリオ性皆無の理不尽ゲー
・プレイヤー自機がなぜか映画のロゴ。
・BGMはゴーストバスターズ風のBGMがループするもので、なんとこの1曲がすべてのシーンで使いまわされている。
・ゲームの進行方法がわかりづらく、説明書や攻略情報が無い状態だと何をしたらいいのか全くわからない。
・いつのまにかゲームオーバーになっている。
・終盤になるとビルの22階まで登っていくシーンになるが、プレイヤーの移動は十字キーではなく、Aボタンの連打で進めるという謎仕様。
・クリアをしてもゴーストバスターズ感を感じずに終わる。
・裏技(ショップの売買差益)を使えば5分程度でクリアが可能。
謎のエンディングメッセージ

エンディングは真っ黒な背景に「りり」という謎メッセージでモヤついて終わる(笑)
繰り返しになりますが、開始からエンディングまで使われているBGMは1曲だけでずっとループされている。

きゅうぞう
当時のゲーム雑誌「ファミコン通信」のクロスレビューの評価で「もはやゲームになっていない」と評価されたほどです。

攻略動画

ミシシッピー殺人事件

タイトル名 ミシシッピー殺人事件
メーカー ジャレコ
発売日 1986年10月31日
ジャンル アドベンチャーゲーム
どんなゲーム
チャールズ・ワトソンの探偵のコンビを操作し、外輪船「デルタ・プリンセス号の中で起きた殺人事件の謎を解き明かしていくというストーリー。船内の複数の容疑者たちから証言や証拠品を得ながら、真犯人を告発してエンディングを目指すもの。
当時のファミコンゲームはアクションゲームとシューティングゲームといったジャンルが多く、アドベンチャーゲームというジャンルは珍しかったです。その珍しさと、前年に発売されたポートピア連続殺人事件でアドベンチャーゲームファンになった人の多くがこのゲームを買ったことでしょう。

クソゲーなポイント

 

クリア不可能と言われた激ムズゲー
・基本的にノーヒントでゲームを進めていかなくてはならない上に、自由度が高すぎて何をしたらいいのかわからない
・途中でうっかり間違えたことをしてしまうと詰む(クリアできなくなる)
・誰が仕掛けたのかわからない謎のトラップがあり、即ゲームオーバーとなる
・歩行速度が激遅なくせに、広い船内を歩き回らなくてはならない
・クリアするまで長いのにSAVEといった記録手段がない

攻略動画

聖飢魔Ⅱ 悪魔の逆襲!

タイトル名 聖飢魔Ⅱ 悪魔の逆襲!
メーカー CBSソニー
発売日 1986年12月25
ジャンル アクションゲーム
どんなゲーム
デーモン小暮閣下を操作して、連れ去られたメンバーを救出するというもの。
宿敵の神「ゼウス」を倒し、奪われた悪魔教典を取り返して悪魔寺で大黒ミサ(コンサート)を開くのが最終目的で全5ステージ構成となっている。
ややヌルヌルと滑るような動きに加え、ジャンプの慣性にクセがあり、操作は慣れるまで難しい。

クソゲーなポイント

 

タレントゲーでバンドゲーなのにBGMが最悪、ゲームは面白くない
・クソゲーの多くはBGMだけは評価されていたりするが、このゲームはBGMがとにかくひどい。頭が痛くなりそうなほど。
・ヌルヌルと独特な動きをするキャラクターを苦労しながら操作する必要があり、アクションゲームでありながら爽快感が皆無。
・5ステージ構成のゲームではあるが、各ステージのクリア条件がわかりづらい。
・クソゲーという言葉の生みの親とも言われる「みうらじゅん」氏から「とにかくつまらない」と評価されたことがある。

 

CITY ADVENTURE タッチ MYSTERY OF TRIANGLE

タイトル名 CITY ADVENTURE タッチ MYSTERY OF TRIANGLE
メーカー 東宝
発売日 1987年3月14日
ジャンル アクションアドベンチャーゲーム
どんなゲーム
当時大人気を誇った、漫画家あだち充による大人気青春野球ラブコメ漫画『タッチ』を原作としたアクションゲーム。
ゲームタイトルは長いが「タッチ」の名称で親しまれている。
ストーリーは飼い犬パンチの10匹の子犬が居なくなってしまい、探しに行くというもの。
3人で行動するゲームで、達也か和也を操作して南ちゃんを守りながら冒険していく。

クソゲーなポイント

 

原作無視、高難易度のムズゲー
・野球漫画であり、ラブコメ漫画でもある原作を無視したともいえる内容のゲームで、「タッチ」と言われない限りわからないほど。
・ゲームのクリア目的はわかるのだが、どこで何をしたらいいのかノーヒントで、超広大なMAPということもあり迷う。
・雑魚キャラが強すぎて、ハマるとゲームオーバーになってしまうことがある。
・ダークなテイストのBGM微妙な感じで、褒めるポイントが皆無。
・卑猥なパスワードが存在する。(みなみとHしてしまいました)

きゅうぞう
当時「タッチ」は大人気で、それを期待して購入してガッカリした人が多かったと聞きます。

燃えろプロ野球

タイトル名 燃えろプロ野球
メーカー ジャレコ
発売日 1987年6月26日
ジャンル 野球ゲーム
どんなゲーム
通称「もえぷろ」。
これまでの野球ゲームと言えばバッター側からの見下ろし視点が当たり前でしたが、この燃えろプロ野球はTV中継のような投手側からの視点というのが最大の特徴。
またゲーム中は疑似音声により審判が「ストライク!ボール!ファール!」などと喋りまくったり、細かい投球コースの投げ分けが可能になったり、バッティングも高低スイングが可能になったりと、これまでの野球ゲームの概念を完全に覆すリアルさが売りの本格野球ゲームでした。

クソゲーなポイント

 

ひどいバグと崩壊したゲームバランス
・全選手ほぼ実名で登場するが、各球団に許可は取っていなかった。
・リアルさを追求するがあまり、投球、バッティング、返球、演出・・・すべてがスローペースで進んでいくため、1試合終わるまで1時間もかかる場合もある。
・また球場がやたら広すぎることで、簡単なシングルヒットの当たりが3塁打やランニングホームランになることも。
・特定の選手は、バットにボールが当たればホームラン級にボールが飛んでいくという設定がされており、そのせいでバントでホームランになってしまう。
・ファールの後の投球はコースに問わず必ずストライク判定。

きゅうぞう
クソゲーの代表格ではありますが、リアルな野球ゲームに当時の子供たちは大興奮したものです。

星をみるひと

タイトル名 星をみるひと
メーカー ホットビー
発売日 1987年10月27日
ジャンル RPG
どんなゲーム
超能力を持つ主人公みなみが「サイキック狩り」の襲撃と戦いながら、仲間達と共に世界の謎を解き明かしていくというSFを舞台にしたロールプレイングゲーム
RPGとしてはややシビアな作りとなっていて、全滅したらゲームオーバーになってしまうという仕様。
本作は無茶苦茶なシステムが理由でクソゲー認定されているゲームではありながら、BGMが高く評価されているという面白いゲームだったりします。

クソゲーなポイント

凶悪な難易度と最悪なゲームバランス
・グラフィックが適当感が否めない。
・RPGは広大なフィールドを歩き回る必要があるわけですが、この星をみるひとは移動速度がRPG史上激遅ともいえる牛歩っぷり
ファミコンのドラクエシリーズの移動速度の半分くらいと思ってください。
・武器は購入時に自動装備となり、一度武器を買ってしまうと手動で外せない。
・戦闘のコマンドで「逃げる」がなく、やたら強い敵に遭遇すると敗北確定。
 しかし、敵は逃げることが可能。
・開始直後のMAP付近に最強魔法を使う凶悪な敵が普通に出現する。
・戦闘画面でパーティーのHPの1桁の表示がなぜか省略されている。
・戦闘時のコマンドキャンセルができないので、誤った選択してしまうと致命傷になる。
・レベルアップをすると体力が倍→倍と急激に増えていくので、後半はダメージを食らっても全滅しなくなる。
・パーティーが全滅すると、即ゲームオーバー。
 教会でやりなおし・・・という優しい仕様ではない。

きゅうぞう
ただこれですね、BGMがなかなか良くてクセになります(笑)

マインドシーカー

タイトル名 マインドシーカー
メーカー ナムコ
発売日 1989年4月18日
ジャンル アドベンチャーゲーム
どんなゲーム
当時超能力が大ブームで、その超能力者でありエスパーこと清田氏が監修した超能力開発ソフト。
見えないカードの絵柄を当てなくてはいけないとか、もはやゲームというよりはただの運ゲー。もちろんこれで超能力が開発できるわけもなく、ゲーム性に非常に乏しいこともあり、ファミコンでクソゲーとは?との問いに真っ先にこれを挙げる人が多いゲームでもある。

クソゲーなポイント

個人的にはマインドシーカーがファミコンの中で一番のクソゲーだと思っています。

ただかなりマイナーなゲームだったりして他と比べると知名度があまりに低いため、他のゲームの方がクソゲーだと目立ってしまっています。

ただの運ゲーム
ゲーム内でプログラムされたランダム要素をプレイヤーが当てるというもので、当然ながらそんなもの当てられるわけがありません。
そんな苦行ともいえる運ゲーをただひたすら永遠と繰り返されますので、面白いという要素が何一つ見当たりません。
一応「超能力開発ソフト」という謳い文句のゲームということで、当時の感受性高い小学生が真剣にこのゲームで超能力を目指していたと考えると罪深きゲームと言わざると得ません。
当時でこそ許されたかもしれませんが、現在のゲーム市場では許されざるゲームになったと思います。

きゅうぞう
唯一救いなのが、BGMがなかなか良かったことですね。

 

まとめ

クソゲーは全体的にファミコン初期時代のゲームが多いのが特徴ですね。

まだまだファミコンの性能をフルに活かしきれていなかったという事と、取り敢えず発売すれば売れるという時代だった事が「クソゲー」を生み出した背景にあるかもしれません。

今回ご紹介したゲームをご自身にインプットしておけば、昭和のファミコン世代の人たちとの居酒屋トークも十分に盛り上げること間違いなしです。

きゅうぞう
最後までご覧いただきありがとうございました!

ファミコンを気軽に遊ぶのであれば、レトロフリークが便利ですよ♪

 

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